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東海林会長のかわら版日記(2019年10月)

だいぶ涼しくなりました。やっと過ごしやすい気候にと安堵していたら、なんと沖縄ではインフルエンザが流行しているとのことで驚きました。沖縄に行かれる方はご注意を。行かれない方も季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。

9月の椎名先生の講座「パイプオルガン事始め―秋田から世界へ―」は有意義なだけでなく、ユーモアも織り交ぜながら時折オルガニストの本音ものぞく、実に楽しい講座でした。香取先生もですが、オルガニストという職業はクレバーでなければ務まらない職ですね。今月の講座も楽しみにしています。

先日アトリオンでのコンサート終了後、目の不自由な方とご一緒になりました。慣れていらっしゃるようではありましたが、会場内の階段もかなり混雑していたためお声をかけ、駅前からバスに乗られるとのことで、駅まで楽しくおしゃべりしながらご一緒させていただきました。暑い日ではありましたが、別れ際にはさわやかに帽子を取り挨拶をされ、ベンチの方へ行かれました。一緒に歩いてみると、普段何気なく歩いている歩道のデコボコや駐車場から出てくる車、駐車中のバスなど危険がたくさん潜んでいることにハラハラしました。お一人で出かけることはなんと勇気のいることだろうと思いつつ、きっとまたアトリオンでお会いできるのではないかとも思っています。

今月から予定が目いっぱい…ひと月が45日ほしいくらいです。

東海林会長のかわら版日記(2019年9月)

吹く風をようやく涼しいと感じられるようになりました。皆様お変わりございませんか。 朝も夜も涼しくならない、とにかく暑い8月でしたね。外で仕事される方は本当にお疲れさまでした。

先月下旬、明け方に雨が降ったあとの早朝のことでした。義母が、窓の外にカモシカがいると言うので、どれどれと外に出てみました。我が家の隣には2棟のアパートが背中合わせに建っているのですが、中庭のようになっているところの植え込みの間に、静かに親 子のカモシカが立ってこちらを見つめています。まだ小さい子どもの無垢なまなざしが愛らしく感じられました。早朝とはいえ車も社会も動き出す時間、気を付けて早くお帰りと思わずにはいられませんでした。

先日、久方ぶりにわらび座のミュージカルを観劇しました。演目は秋田市出身で女子体育教育の先駆者、井口阿くりを題材にした「いつだって青空〜ブルマー先生の夢〜」でした。主人公阿くりをはじめ、一人一人皆個性的で明るく、元気をもらいました。わらび劇場がオープンして45年とのこと、田んぼのど真ん中にある劇場わらび座には、都会の劇団四季とは違う魅力があります。休日にはぜひ田沢湖まで足を運んでみてください。そして帰りは醤油ソフトクリーム、黒豆ソフトクリーム、どちらにしましょうか。

東海林会長のかわら版日記(2019年8月)

蒸し暑い日が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。先日の大川西根小学校でのワークショップでは、子どもたちもオルガンを通し「表現する」楽しさを感じてくれたことでしょう。ご協力くださった皆様に深く感謝いたします。 東京オリンピックまで1年を切りました。お出かけを予定されている方もいらっしゃることでしょう。はたしてどんな開会式になるのでしょうか。競技の成績だけでなく多岐にわたり期待は高まる一方です。秋田では3日から竿燈まつりが始まります。竿燈大通りの観覧席も整いました。31日の大曲の「全国花火競技大会」まで、今月は大小さまざまの行事が目白押しです。

先月のコンサートの中に、「アトリオン少年少女合唱団 壮行演奏会」がありました。アトリオン少年少女合唱団は、第2回東京国際合唱コンクール児童合唱部門で予選を見事突破、本選の出場を果たしました。先月末に行われた本選では惜しくもグランプリは逃したものの、2位と金賞を獲得という素晴らしい成績を収めました。18歳未満の人口減少が顕著な中、学校の枠を超えて県内各地から集い、私たちに素敵な歌声を届けてくれるアトリオン少年少女合唱団の皆さん、おめでとうございます!今後の更なるご活躍を楽しみにしています!

東海林会長のかわら版日記(2019年7月)

7月とはいえ梅雨空が続いています。はやく梅雨が明けてほしいのはもちろんなのですが、真夏の暑さを思うとほどほどでありますようにと考えてしまいます。子どもさんたちは夏休みが待ち遠しいですね。今年の夏もぜひオルガンワークショップで楽しんでください!

先日勤務先の短大でのミサの際、長崎から神父様がいらしてくださいました。椎名雄一郎先生とのご縁により、訪れたこともない長崎に勝手に親しみを感じています。この先機会があるならば、ぜひとも訪れてみたいところのひとつになりました。

バッハを弾く時、迷うことの一つにアーティキュレーションがあります。ピアノであれば、複数の出版社の楽譜を見比べたり、CD等でいろいろな演奏を聴いたりするのですが、オルガンではなかなかそこまでできず、ちゃんと解決しないままに先送りしてきた感がありました。今年度もオルガン奏者養成講座で椎名先生の特別講座が予定されていますので、楽しみにしていますが、今年度の特別講座では、アーティキュレーションについてのお話も聞けるようですので、しっかり聴講したいと思います。

東海林会長のかわら版日記(2019年6月)

歴史的な改元から一ヶ月が経ちました。皆様お変わりございませんか。「令和」になっても日常は変わらずに過ぎていきますが、書類の日付欄の元号にはまだ慣れていないのが実情です。

「令和」のスタートからちょうど十日目の5月10日、アトリオンミニコンサートホールで「バロック音楽の愉しみ〜チェンバロお披露目コンサート〜」が催されました。たくさんの方々の熱い思いが、クラウドファンディングという方法で実現し音が奏でられていることを考えると、「令和」という時代の幕開けにふさわしいコンサートだったのではないでしょうか。チェンバロの、まるで絵画のような美しいデザインと若々しい響きに魅了されました。今後どのように活躍してくれるか楽しみです。

さて「かわら版の会」も11日に総会を終え新年度がスタートいたしました。お忙しい中出席してくださった方々、委任状を送ってくださった皆様、ありがとうございました。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。様々の機会に皆様方にお会いできることを楽しみにしております。

東海林会長のかわら版日記(2019年5月)

寒暖差の大きい日が続いておりますが、皆様お変わりないですか。10連休を思い思いに過ごされていることと存じます。

いよいよ令和元年がスタートしました。毎年の新年を迎える時とは全く違う期待感や高揚感とともに、畏敬の念を持って改元の日を迎えたように思います。日本人にとっては、西暦より和暦のほうがしっくりくるのでしょうが、しばらくは「西暦」「平成」「令和」の3種類の数字に翻弄されそうですね。

さて、今月は、令和になって初めての総会を5月11日(土)に予定しております。年に1回ですが、普段なかなかお会いできない会員の方々と顔を合わせるよい機会でもありますので、お気軽に参加していただけると嬉しいです。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

東海林会長のかわら版日記(2019年4月)

各地から花の便りが届く頃となりました。皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。「平成」も残すところひと月となり、この30年の歩みを振り返る時間が増えるような気がいたします。

新入学、新社会人の方々、おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りしております。そして「チェンバロプロジェクト」目標額達成おめでとうございます!!いよいよスタートですね!

「音楽を通して何ができるのか」とは香取先生が常々おっしゃっている言葉です。私自身音楽を通してたくさんの方と出会い、様々に学ぶ機会を頂いてきました。一人の人間として社会において何ができるのかと考えたとき、やはり私は音楽を媒体として関わっていくしかないと感じています。音楽だけが素晴らしいとも、一番だとも思っているわけではありません。でも音楽がなければ出会わなかった方々と、いろいろなことで笑い合い、悩み、互いを尊重しながら今を過ごしています。苦しいとき、つらいときに寄り添ってくれたのも奮い立たせてくれたのも音楽でした。私に音楽とともに歩める人生を与えてくれた母に感謝しつつ、これからも真摯に向き合っていきたいと思います。

東海林会長のかわら版日記(2019年3月)

少しずつではありますが、春に向かって寒さが和らいできたように感じます。皆様お変わりございませんか。

このたび、香取先生が秋田県オルガン奏者養成講座の講師を退任されることになりました。香取先生は、オルガンの講座での演奏指導のみならず、長きにわたりアトリオンのオルガニストとして活躍され、秋田県の各地で演奏されるなど、秋田県における芸術文化の発展に大きく貢献されました。私たちの心にオルガン音楽の種をまき、これまで導いてくださったことに深く感謝したいと思います。

養成講座の後任を務められる小松真由美先生は、大仙市出身でかわら版の会員でもありますし、椎名先生とも旧知の仲とお聞きしました。初級コースでは、香取先生の門下生である柏屋千秋先生、田代友美先生、佐々木尚子先生がご指導にあたるとのことですので、香取イズムを継承しながらも各先生方の個性を生かしたレッスンを楽しみにしたいと思います。

香取先生は、今後もチェンバロプロジェクトを通し近くにいてくださいますし、県内4か所のオルガンを弾く講座や個人レッスンなども考えてくださっています。何より私たちがここで立ち止まってしまうことを危惧されていらっしゃることでしょう。私たちにできることは、どのような方法であれ各自のペースで学びを継続させていくことと思います。 香取先生本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします。

東海林会長のかわら版日記(2019年2月)

2月になり寒い日が続いておりますが、皆様お変わりございませんか。

先月は、秋田市の積雪はそれほど多くなく、除雪に追われることはあまりなかったように思いますが、とにかく凍りついた道を歩くのが大変でした。以前テレビ番組で「靴の上から靴下をはくと滑らない」と紹介されていたことを思い出しましたが、試してみる勇気はありませんでした。そのうち自宅前で、はかなくなった息子の靴下で実験してみましょうか。もちろん夜、暗くなってからです。

先日、静岡県在住の友人が、楽譜が手に入りづらくなったと話していました。目当ての楽譜や曲が決まっていれば購入方法はいろいろありますが、アレンジなど実際の譜面を見比べて決めたいときには楽器店に足を運ぶことになります。楽譜が通販で簡単に購入できるようになり、そのことが店舗や店舗での楽譜取り扱い数の縮小につながるのは仕方のないことかもしれません。利便性を求めると不便が生ずるというのは音楽に限ったことではありません。便利に慣れ過ぎず、時には待つことも遠回りすることも悪くない、とロボット掃除機を愛用する私が言ってもあまり説得力はありませんね。

さて、今月は勤務先の短大が主催する音楽行事があります。2月28日(木)18:30からアトリオン音楽ホールにて、2年生の卒業研究演奏(声楽・器楽アンサンブル)とクラスごとの合唱を披露します。保育科ではありますが、音楽を大切にして地域に根ざし、歩んできた短大です。お時間のある方はどうぞお越しくださいませ。学生たちの、飾らない精一杯の演奏をお聴きいただければ幸いです。

東海林会長のかわら版日記(2019年1月)

新年あけましておめでとうございます。今年は亥年、皆様それぞれの目標に向かって邁進されることでしょう。平成をしめくくる年ではありますが、新元号のスタートする年でもあります。激動の昭和を生き、そして平成を謳歌した先達に学び、たくましく歩を進めていきたいものです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

東海林会長のかわら版日記(2018年12月)

皆様、大変申し訳ありません。今月の会長日記はお休みです。

東海林会長のかわら版日記(2018年11月)

日暮れが急に早まったように感じます。まさしく「秋の日は釣瓶落とし」で、帰途に就くころは真っ暗という日も出てきました。

1か月ほど前になりますが、大学時代の親友と会う機会がありました。彼女は横浜在住でピアノ指導者としても活躍しています。隔年くらいには会っていますが、近況報告のほかに必ず学生時代と恩師の話に花が咲きます。私たちの恩師はもうそれぞれ他界されましたが、彼女の恩師の奥さまはご健在で、いまだに毎年リサイタルをされるほどお元気で活躍されています。(なんとポリーニと同い年だそうです!)私たちの恩師も親友で、若いころはピアノデュオでリサイタルをするなど、精力的に演奏活動もしていらしたそうです。先日彼女が奥さまのリサイタルの前にお手伝いにうかがった折に、私の恩師が演奏したレコードを託されたとの連絡をもらいました。1974年の録音とのこと。まだ私の手元に届いてはいませんが、さてどうやって聴こうかとそわそわと思案中です。

東海林会長のかわら版日記(2018年10月)

お彼岸が過ぎ、季節が急に秋にシフトしたように感じます。季節の変わり目、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

札幌在住の6年半で覚えた料理に「いくらのしょうゆ漬け」があります。生いくらは今の時期でしか手に入らないので、作って冷凍しておきます。昨年は不漁&高値のため食卓に上ることはありませんでしたが、今年はすでに先日作りました!やはり炊き立て新米には私的にNo.1です。

札幌にはKitaraという大きなコンサートホールがありますが、残念ながらオルガンのコンサートは聴いたことがありませんでした。今になってみると勿体ないのひと言です。Kitaraのフランスオルガン、聴く機会を探したいと思います。

軽井沢の講座の折に弾かせていただいたオーベルタンオルガンは本当に素敵でした。技術がオルガンに追いつかないのが申し訳ないほどでしたが、素晴らしい響きにつつまれて過ごした時間は夢のようでした。香取先生、ありがとうございました。

東海林会長のかわら版日記(2018年9月)

少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。気が付けば稲穂はだいぶ膨らみ、収穫の季節が近づいていることを知らせてくれています。

この夏は何と言っても「金農」でしたね!プロをも目指す野球のエリート選手たちに懸命に立ち向かう姿は、本当に感動的でした。あの「全力校歌」も爆笑でした!どこか不器用で愛らしささえ覚えるチームに、皆夢中になり声援を惜しみませんでした。準々決勝は土曜日。どこへ行っても話題はひとつ、街中がそわそわしていたように思います。準決勝と決勝は平日でしたので「仕事が手につかない」人で溢れかえりました。最後は敗れましたが、準優勝という結果は立派で、たくさんの勇気をもらいました。おめでとう!そしてありがとう!

今月8〜9日は軽井沢での公開講座に行って参ります。クープランの生誕350年ということで、コンサートや雑誌での特集も見かけますが、講座では「教区ミサ」を学びます。クープランといえば、ラヴェルのピアノ曲「クープランの墓」が先に思い浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。クープランへのオマージュを込めたこの作品も素敵ですが、フランスのバロック音楽は、栄華を極めたルイ14世の時代に発展したため、優雅で華やか、そして繊細な曲がたくさんあります。夏の終わりにラモー、ダカンとともに聴いてみてはいかがでしょうか。

東海林会長のかわら版日記(2018年8月)

皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。先月末からの猛暑といったら!秋田に住んで、これほどに汗をかくのも久しぶりかもしれません。

もう20年も前になりますが、主人の転勤に伴い札幌に越した折、エアコン(当時はクーラーですね)を設置すると言ったら、引越しの業者さんに、札幌でエアコンをつけている家はありませんよと一笑に付されました。結果エアコンはトランクルームに運んだのですが、その年の札幌は想定外の暑さに見舞われるという間の悪さ。扇風機を買いに行っても完売で入荷未定とのことで、仕方なく団扇でしのぎました。今では懐かしい思い出ですが、その頃に比べると、猛暑や豪雨など、穏やかなはずの日本の気候がどんどん変化しているように感じられます。

先日のコープマンさんのリサイタルは素晴らしかったですね。祈りの音楽に、まさに心が揺さぶられたようでした。今年はクープラン生誕350年のメモリアルイヤーですが、そのクープランの作曲した祈りの音楽に触れる貴重な機会を、香取先生からいただきました。9月、だいぶ涼しくなるであろう軽井沢でクープランに浸るべく、雨ニモ負ケズ、夏ノ暑サニモ負ケヌ丈夫ナカラダヲモチ、頑張ります。

東海林会長のかわら版日記(2018年7月)

サッカーワールドカップで寝不足の方もいらっしゃるでしょうか。

先月、勤務先の短大で1年生に向けてチャペルコンサートを開催しました。敷地内の聖堂で、歌(ソロ、三重唱、合唱)とパイプオルガン演奏、お祈りも含め40分ほどのプログラムを毎年この時期に開催していますが、今年で20年目を迎えました。ほとんどの1年生が生まれる前から続いていることになります。

2段鍵盤とストップ数20を備えたドイツ製のパイプオルガンは、荘厳な音色というよりは、どちらかというと優しい美しい音色であるように思います。同じ日、かわら版の会会員でもある中学生の生徒さんが、総合学習でオルガンの演奏体験を希望され、来学されました。堂々と見事に5曲を演奏し、満足した表情にこちらもうれしくなりました。演奏を聴いている時はもちろんですが、演奏曲にはどんな音色がふさわしいか、また、このオルガンの響きを感じてもらうにはどんな音色がよいのかなど、考える時間は私にとっても貴重な楽しいものでした。9月の軽井沢での公開講座も受講してくださるとのことでしたので、楽しみにしています。

また、夏休みには秋田市のアトリオンと大仙市の大川西根小学校の両方で、オルガンワークショップが開催されます。たくさんの子どもさんたちが楽しんでくれるといいですね。

東海林会長のかわら版日記(2018年6月)

緑のまぶしい季節とまりました。皆様お変わりございませんか。初夏のすがすがしさが感じられる日もありますが、まだ寒暖の差が激しい時期、健康にはくれぐれもご留意くださいませ。

先月中旬より様々な事業が動き出しています。秋田市内でも、芸術はもとよりスポーツ、芸能など、多彩なジャンルで企画・開催されています。先日「これが秋田だ!2018食と芸能の大祭典」の開催日に、近くまで出かけていたのですが、圧倒されるほどの熱気でした。大勢の方が来場され、「楽しい&美味しい」を満喫されていました。

さて「かわら版の会」も12日に総会を終え新年度がスタートいたしました。お忙しい中出席してくださった方々、委任状を送ってくださった皆様、ありがとうございました。今年は役員改選の年ではありましたが、役員一同、もう2年務めさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。総会では事業計画なども話し合われました。公開講座等で、皆様にお会いできることを楽しみにしております。

東海林会長のかわら版日記(2018年5月)

ひと雨ごとに緑が鮮やかになっていくような気がします。皆さまお変わりございませんか。

先月は椎名先生の演奏会を聴きに行って参りました。ご存知のように東京芸術劇場のオルガンは表裏2面構造になっていて、1面がルネサンス・バロック様式、2面がモダン様式という驚きの構造になっています。プログラムの前半がルネサンス・バロック、後半はオルガンが回転しモダンと、ぜいたくにも3つの響きで聴かせていただきました。特徴あるオルガンと同じ形のストップなどという楽しいお話もあり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

プログラムは、手鍵盤で6声部、足鍵盤で4声部演奏するというA.シュリックの作品から始まりました。連弾でもないのに足で4声とは?先生の解説によると、それぞれの足にはつま先とかかとがあって、全部使って4声部・・・言葉になりません。

人間としての足の使い方の是非はともかく、先生の全身から奏でられる音楽はどれも美しく素晴らしいものでした。今年度もまた特別講座を楽しみにしたいと思います。

東海林会長のかわら版日記(2018年4月)

北国秋田にも春はかけ足でやってきました。皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。

新たな環境で生活をスタートされた方もいらっしゃることでしょう。勤務先の短大でも間もなく入学式があります。今年もまた新たな出会いがあるものと楽しみにしております。

先月のオルガン奏者養成講座の発表会には25名の方が出演され、1年間の練習や研究の成果を披露してくださいました。単に演奏技術が上達するというのではなく、椎名先生の2回にわたる講座や、香取先生の公開講座やコンサートで幅広く学んだことが、皆さんの演奏をしっかりと支えているように感じました。例年より多い受講生を、熱心にそして温かくご指導してくださった香取先生に、心より感謝申し上げます。

さて、今年度の講座の申し込みはお済みでしょうか。開講式のあとには、「かわら版の会」の総会を予定しています。お忙しいこととは存じますが、こちらへの出席もお待ちしております。

東海林会長のかわら版日記(2018年3月)

冬季オリンピック平昌大会も幕を閉じ、3月を迎えました。今年の冬は、秋田においては積雪量に比べ例年以上の厳しい寒さだったように思います。インフルエンザも終息してはいないようですので、皆様引き続き健康にはご留意くださいませ。

先月は、『こうもり』へいらした方も多かったのではないでしょうか。キャストの方々の素晴らしかったこと!そして楽しかったこと!夢見心地の3時間でした。ドレス姿の合唱団は歌声も華やかでとても素敵でした。そして来年のコンサートオペラは『ラ・ボエーム』とのことで、今から楽しみです。

『こうもり』では、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」をアトリオン少年少女合唱団が披露してくれました。ドイツ語も見事でしたが、透き通る、まさに天使の歌声に、場の空気もさっと変わったように感じられました。子どもの歌声に勝るものは何もないのかもしれません。今月21日(祝)には、アトリオン少年少女合唱団によるコンサート『サウンドオブミュージック』があります。私もほんの少しだけお手伝いをしております。お時間がありましたら、オルガン奏者養成講座の発表会だけでなく、ぜひこちらにも足をお運びください。天使の歌声に癒されること間違いなしです。

東海林会長のかわら版日記(2018年2月)

厳しい寒さが続いておりますが、皆様お変わりございませんか。

先月下旬の「最強寒波」は文字通りの威力でした。「記録的」や「○年ぶり」という言葉も毎日のようにニュースで伝えられましたが、本当に寒かったですね。八丈島での積雪という映像には驚きました。外出もためらわれるほどの荒天や冷え込みも、今月はほどほどにと願うばかりです。

以前、主人の仕事の関係で札幌に6年あまり住んでおり、子どもたちは毎日円山動物園の横を歩いて小学校に通学しておりました。この時期真冬日は当たり前ですので、周りのお子さんも皆スキーウエアの完全防備で登校し、休み時間には雪遊びも堪能していたようでした。最低気温がマイナス15度を超える日も数日ありましたが、最高気温がマイナス9度の中、「目の中が寒い」と言いながらスイミングクラブの送迎バスを楽しみに待っていた息子の姿が懐かしく思い出されます。

昨年12月、木内音楽賞授賞式の祝賀演奏会で、山田耕筰の『ペチカ』を山崎圭子さんのピアノソロで聴きました。他のどの曲も素晴らしく、もっと聴いていたいと皆さんも思われていたことでしょう。「ペチカ」はロシア式の暖炉のことで、日本では北海道のような寒い地域で導入されたのが始まりのようです。山田耕筰は、歌曲について、言葉のアクセントとメロディーが一致するよう、こだわりを持って作曲しています。『ペチカ』や『からたちの花』に私たちが魅了されるのは、北原白秋の詩の美しさと山田耕筰のメロディーが完全に融合しているからにほかなりません。さらに付け加えるならば、『ペチカ』は、当時満州で仕事に従事していた、多くの日本人の家族である子どもたちの教育のために発行された教科書に掲載された曲でした。「ペチカ」や「焼き栗」など、当時の日本とは異なる風土を反映させた、情緒あふれる詩となっています。

さて、今月は勤務先の短大が主催する音楽行事があります。2月27日(火)18:30からアトリオン音楽ホールにて、2年生の卒業研究演奏(声楽・器楽アンサンブル)とクラスごとの合唱を披露します。保育科ではありますが、音楽を大切にして地域に根ざし、歩んできた短大です。お時間のある方はどうぞお越しくださいませ。学生たちの、飾らない精一杯の演奏をお聴きいただければ幸いです。

東海林会長のかわら版日記(2018年1月)

新年あけましておめでとうございます。今年は戌年、知識を蓄え堅実に歩む一年にしたいと思っております。皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年度の大きな事業である、国文祭メモリアルフェスティバルin AKITA 2017「クリスマスに奏でるおくりもの〜それぞれのイメージで創り上げる音楽〜」を先月15日に無事終えることができました。私など、ほとんど何のお役にも立てず心苦しい限りでしたが、香取先生の素晴らしい演奏はもちろんのこと、ファシリテーターを務めた5名の方々の頑張りに感動いたしました。コンサートに来場されたお客様からは、「とても楽しくもっと聴きたかった」、「勉強になりました」、「もっとたくさんの人に聴いてもらいたいコンサートでした」等のうれしいお言葉を頂戴しました。香取先生と、約半年をかけてこんなにも素敵なコンサートを創り上げてくださった方々に、あらためて感謝申し上げます。

東海林会長のかわら版日記(2017年12月)

今年も残すところわずかとなりました。この1年、たくさんの方から様々なご支援をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。

10月のことですが、「秋田さきがけ」紙面において、2週にわたり「拝見この道―芸術文化へのいざない―」欄でパイプオルガンの特集記事が掲載されました。「新聞見ました!」とたくさんの方が声をかけくださいましたが、地元紙に取り上げていただいたことが、オルガンの認知度向上につながるのは嬉しいですね。

先月24日と26日には大仙市の大川西根小学校でパイプオルガンコンサートが開催されました。PTA主催の26日のコンサートでは、約100名もの地域の方々が来場し、香取先生のパイプオルガン演奏と、大仙市の「蔦バレエ研究所」に所属する生徒さんによる舞踊とのコラボレーションを堪能されました。平成2年の設置から27回目のコンサートを迎えたとのPTA会長さんのお話でしたが、音楽室のパイプオルガンを、小学校の生徒さんのみならず地域の方々も大切に思う気持ちが伝わってきました。教育の中に音楽がしっかりと根を張っている大川西根小学校は本当に素晴らしいと、感激しながら帰途につきました。

東海林会長のかわら版日記(2017年11月)

日差しの暖かさを嬉しく感じる季節になりました。今月は半ばを過ぎる頃には初雪の便りが届くことでしょう。

アトリオン音楽ホールで開催された冨田一樹さんのリサイタルには、たくさんの方がお出かけになったことと思います。本当に素晴らしかったですね。香取先生や椎名先生の洗練された演奏ともまた趣の異なる、清々しさと凛とした強さを併せ持つ演奏に感動いたしました。さらに、冨田さんに呼応するかのように鳴り響くパイプオルガンの重量感にも圧倒されました。パイプオルガンの演奏を聴くのは初めてと話していた方もいらっしゃいましたが、これを機にオルガンに興味や魅力を感じる方が増えてくださると嬉しいですね。

先日、大仙市刈和野在住の木彫り作家、佐々木操さんの作品を見せていただく機会がありました。本物そっくりの愛らしいフレンチブルドッグ、レバーを回すと絶妙に動くアゲハの幼虫、色づけは色鉛筆とおっしゃる迫力あるキツネの素材はなんと段ボール、などなど。どれも生きるものへの温かい愛情が伝わってくる作品ばかりでした。個展を開く際にはご案内をくださるという約束をいただきましたので、興味のある方はぜひご一緒に。

東海林会長のかわら版日記(2017年10月)

「暑さ寒さも彼岸まで」とは昔からよく言われますが、その言葉通り、朝夕はだいぶ冷え込む日も出てきました。皆様、健康にご留意くださいませ。

秋田のプロサッカーチーム「ブラウブリッツ秋田」をご存じでしょうか。あまりサッカーに詳しくない私でも、J3で上位の成績を維持しているチームであることは知っていますし、なまはげのロゴマークも気に入っています。

以前「ブラウブリッツ秋田」の選手と小学生の交流会を見学させていただいたことがありました。屋外のグラウンドではなく屋内のホールであったため、シューズをはかず普通のソックスのまま、柔らかいボールを使った様々な遊びに子どもたちは夢中になり、大盛り上がりでした。それまでプロサッカー選手どころか、プロのスポーツ選手なども間近で見る機会もなかったのですが、日に焼けた鍛えられた体躯と、柔らかく動く足先のギャップに驚きました。足先がまるで指を閉じた手のように、しなやかに繊細に動くのです。豪快なプレーにおいて、シューズの中ではこれほど足が繊細な動きをしているとは思ってもみませんでした。

先月の特別講座「歴史の中のオルガン音楽」では、最後に椎名先生がJ.S.バッハの「小フーガ ト短調」を演奏してくださいました。先生の演奏をステージ上で聴かせていただくとは「超ラッキー」だったのですが、先生のしなやかな足の動きから、ふと「ブラウブリッツ秋田」の選手の足さばきを思い出しました。手だけでなく足も柔らかく細やかに動いているからこその美しい音であり美しい演奏なのだと気づかされました。どたどたと足を動かしている間はそれに見合った音しか出ないのは当然のことと我が身を省み、しなやかな動きで美しい音を出せるようにと、こうして目標だけはどんどん高くなっていきます。

東海林会長のかわら版日記(2017年9月)

朝夕の涼しさに秋の気配が感じられるようになりました。お盆のあわただしさが遠い昔のように思えるほどです。

9月は1日の椎名先生の講座からスタートし、30日の香取先生の公開講座でしめくくる、豪華な一ヶ月となります。その間にもピアノリサイタルや、コンチェルトも聴きに出かけますので、私にとっては後期に向けて「チャージする」月になりそうです。

7月の終わり、日本歌曲の講座を受講する機会があり出かけてきました。素晴らしい講座に感激するとともに、音楽だけではなく、人間としても自分の力不足を実感しました。まだまだ勉強することがあるというのは幸せです。老け込んではいられません。

余談ですが、この講座の帰途、日曜日の羽田発最終便を利用した折、満席の中、偶然にも同じ短大に勤務する先生と隣席になりました!お互い全く異なるジャンルの、異なるスケジュールで行動していたのにもかかわらず、です。いつも以上にあっという間の楽しいフライトが、ここ最近では一番のサプライズでした。

東海林会長のかわら版日記(2017年8月)

先月の集中豪雨の被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。また、酷暑の中、復旧に尽力されている方々もご健康にはくれぐれもご留意くださいませ。

7月24日、まだ混乱のおさまらない中ではありましたが、香取先生も無事に秋田に到着されて、恒例の大川西根小学校での夏休みワークショップを開催できましたことに安堵いたしました。子どもたちのいつも通りの笑顔と好奇心いっぱいのまなざしに、元気をもらい勇気づけられた思いがいたしました。身体表現活動から始まり、楽器による創作活動とオルガンとのコラボレーション、オルガン演奏体験など、2時間あまりではありましたが、子どもたちひとりひとりが十分に楽しんでくれたように思います。お忙しい中ご参加くださいました保護者の皆様と、学校関係者の皆様にお礼申し上げます。

東海林会長のかわら版日記(2017年7月)

我家の風除室には、愚息が学生時代に神奈川の一室で育てていたサボテンと多肉植物の鉢が20個ほど並んでいます。今春社会人となり、勤務地では育てられないために持ち帰った、いわば「置き土産」ですが、サボちゃんたち(勝手に一括りで呼んでいます)も、温暖な、しかも室内で栽培されていたところから、いきなり秋田の風除室に置かれ、さぞかしびっくりしたことでしょう。一つ一つ土から抜いて、新聞紙にくるみ、飛行機の手荷物として持ち帰ったものを枯らすわけにもいかず、今は長女がせっせと世話をしています。長女はもともと多肉植物を好み、職場に小さい鉢植えを置いているほどなので、まったく知識も興味もない母を尻目に、書籍やネットを駆使して情報を収集し、足しげくホームセンター等に通い、ついでに自分の多肉も増やし、大変だと言いながらも楽しんでいる様子がうかがえます。たかが鉢植えとはいえ、命あるものと思うといとおしく、もう少しで咲きそうな花も楽しみになります。

先月は、勤務先の短大で1年生に向けてチャペルコンサートを開催しました。敷地内の聖堂で、歌(ソロ、三重唱、合唱)とパイプオルガン演奏、お祈りも含め40分ほどのプログラムを毎年この時期に開催しています。聖堂のパイプオルガンは、コンサートホールのように温湿度の管理がなされていないため、晴れの日、雨の日、雪の日と、その年々で演奏する頃の天候、ひいてはその日の天気などでも、パイプの鳴り方や鍵盤のタッチの感覚が違うように感じることがあります。オルガンが生きていて、まるで息をしているかのようです。秋田に設置されてもう20年以上、私たちとともに四季を過ごしてきたオルガンが、毎年コンサートで演奏されることを喜び、学生たちの成長を見届けてくれているように思います。

東海林会長のかわら版日記(2017年6月)

だいぶ日が長くなりました。それもそのはず、3週間後は夏至ですね。まだ夏に向かっている途中なのに、季節の折り返し地点にきたような気がしてしまいます。5月は季節を飛び越えたような暑い日もありました。体調を崩しやすい時期でもありますから、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

5月13日には、2017年度のオルガン奏者養成講座がスタートしました。今年度の受講生は25名と大所帯ですが、香取先生のご指導のもと頑張ってまいりましょう。

また、先日は某大学主催のレクチャーコンサートに出かけてまいりました。近頃は、いろいろな大学で、社会貢献活動の意味合いも含めた生涯学習の講座を開設しています。今回のコンサートもそのような講座の一つで、リラックスした雰囲気ではありましたが、様々な年齢の方が、「音楽が好きで、学びたい」という気持ちで来られたのが伝わってきました。さて今月3日には香取先生のレクチャーコンサートがあります。多彩なプログラムだけでなく、その美しさの裏にどんなドラマがあるのか・・・。楽しみにして出かけたいと思います。

東海林会長のかわら版日記(2017年5月)

アトリオン音楽ホールが完成したのは1989年でした。もう30年近く、オルガンはオルガン演奏だけでなく、様々な演奏会に常に立ち会い、見届けてきたことになります。

先日、秋田県の人口が100万人を割ったというニュースが駆け巡りましたが、今後どんなに人口が減少しようとも、アトリオンがなくならない限りは、オルガンは堂々としてそこにあります。私もいつまで弾いていられるかはわかりません。カウントダウンが始まっている自覚はありますが、それでも、もっと知りたい、もっと弾けるようになりたいとの思いで、今年度もオルガン奏者養成講座の受講の申し込みをしました。香取先生、どうぞよろしくお願いいたします。

以上、ぷち決意表明でした。

東海林会長のかわら版日記(2017年4月)

各地から花の便りが届く頃となりました。皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。新入学生の皆様、新たに社会人となられた方々、おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りしております。

3月のオルガン奏者養成講座の発表会も無事終わりました。初々しい演奏からさすがの演奏まで、聴きごたえのある演奏が続きました。今年は県外から受講された方が3名もいらっしゃいました。数回とはいえ、県外の講座に申し込むのは大きな決断だったかと思います。素晴らしい演奏を聴かせていただきありがとうございました。このご縁が続くことを願っております。また、今回の演奏後に県外に出られる方もいらっしゃいましたが、反対に、戻ってこられるという嬉しいお知らせもありました。来年3月の発表会を楽しみにしたいと思います。皆様、申し込みは4月7日(金)までですのでお忘れなく。

怒涛の3月を終え、ほっとする間もなく新年度がスタートしました。今年度もよろしくお願いいたします。

東海林会長のかわら版日記(2017年3月)

少しずつながら寒さも和らぎ、日差しに春の暖かみを感じる日が増えてまいりました。1月下旬からの約1か月は勤務先の短大で学生間にインフルエンザが流行し、後期試験の時期とも重なりハラハラしました。秋田県全体でも警報が出るレベルでしたので、罹患した方も多かったのではないでしょうか。終息したようではありますが、他の感染症も含め、引き続き予防に努めたいと思います。

3月は旅立ちの季節でもあります。短大でも卒業を控え、学生は期待と不安が入り混じり、私たちは喜びとともに、もう少し力になってやれたことがあったのではないかという思いが交錯します。自分を信じ、力強く前に進んでくれることを願って送り出したいと思います。

2月に比べ今月は演奏会も多く楽しみですと言いたいところですが、19日のオルガン講座終了生の発表会が終わるまでは悠長なことを考えてはいられません。数々の誘いに惑わされることなく練習にいそしむ心積もりではありますが・・・。何事も予定通りにいかないのが人生の醍醐味ですよね。

東海林会長のかわら版日記(2017年2月)

2月になり寒い日が続いておりますが、皆様お変わりございませんか。

年末年始は秋田市では雪がほとんど見られなかったものの、そこはやはり雪国、その後は遅れを取り返すかのように降った日もありました。毎朝、ちょっと緊張しながら、そっとカーテンの隙間から外の様子をうかがうのは私だけではないはずです。

もう我家に受験生はおりませんが、やはりセンター試験の前日と当日は空模様を気にしてしまいました。2月は受験シーズンでもあります。これまでの積み重ねが実を結ばれることをお祈りしております。

さて、2月末日には、勤務先の短大が主催する音楽行事があります。この時期は、通常授業のほか、試験、更には次年度の計画なども加わり、目の回るような忙しさどころか、目が回っていても走らなければならないほどの忙しさです。

2月28日(火)18:30からアトリオン音楽ホールにて、2年生の卒業研究演奏(声楽・器楽アンサンブル)とクラスごとの合唱を披露します。音楽科ではありませんが、音楽を大切にして地域に根ざし、歩んできた短大です。お時間のある方はどうぞお越しくださいませ。学生たちの、飾らない精一杯の演奏をお聴きいただければ幸いです。

東海林会長のかわら版日記(2017年1月)

新年あけましておめでとうございます。今年は酉年、輝かしい未来へ向かって羽ばたく一年でありますようお祈りしております。

昨年12月、椎名雄一郎先生の講座「楽譜のなぞ〜バッハのエディションをめぐって〜」の中で、「新バッハ全集」についてのお話がありました。 1900年に、それまでの「バッハ協会」に代わり「新バッハ協会」が設立され、バッハ音楽の普及を目的に各地でバッハ祭を開催し、没後200年の1950年には、「新バッハ全集」の刊行が計画されたとのことでした。

ちょうど講座と前後して読んだ書籍の中に、1975年に63歳で亡くなったピアニスト豊増昇氏について書かれたものがありました。その本によると、国内で「バッハの豊増」と呼ばれた豊増氏は、1949年10月から1950年12月の短期間にもかかわらず、15回にわたるバッハピアノ曲の全曲演奏会を行ったそうです。そして当時日本人では唯一の「新バッハ協会」の会員に迎えられ、1954年11月には協会本部のあるハノーファーで開催のバッハ祭で、講演と演奏を行っています。帰国後のインタビュー記事の中では、ヨーロッパで楽譜が重要視されていたとわかる一文もあり、椎名先生の講座の後だからこそ理解が深まるものでした。興味のある方はお読みになってみてはいかがでしょうか。

椎名先生の講座が今年はどんなテーマになるのか、今から楽しみです。

参考文献
『ピアノの巨人 豊増昇―「ベルリン・フィルとの初協演」「バッハ全曲連続演奏」』
 小澤征爾・小澤幹雄 編著 小澤昔ばなし研究所 2015年

東海林会長のかわら版日記(2016年12月)

朝晩はめっきり冷え込むようになり、落ち葉の絨毯が雪化粧をする日もみられます。皆様お変わりございませんか。

先日テレビドラマを見ていた折、唐突にどこか見覚えのある音楽ホールが出てきました。記憶をたどりつつ、そのまま見ていましたが、客席、そしてステージのパイプオルガンが映ったときには思わず声を出してしまいました。ロケで使用されたのは、私が三十年も前に卒業した大学の音楽ホールで、一気に懐かしさがこみ上げてきました。当時のことが次々に思い出され、ドラマはクライマックスの場面でしたが、もうそれどころではなくなってしまいました。母校というのは、いつも意識の中にあるわけではありませんが、ふとしたことで鮮明に記憶が呼び覚まされる、心の拠り所的な存在です。そこで出会った方々と過ごした数年は何物にも代えがたい大切な時間でもあります。

11月中旬、大仙市の大川西根小学校でのパイプオルガンコンサートのお手伝いに行った時のこと、門をくぐると、際立つほど色鮮やかなメタセコイアの巨木に圧倒されました。コンサートでは目を輝かせて聴いている生徒さんがたくさんいました。公立の小学校にパイプオルガンがあることの教育的効果は、計り知れない大きなものだと思います。大川西根小学校の卒業生もきっと、ふとした瞬間に、自分たちの成長を見守ったメタセコイアと、オルガンを誇らしく思い出すことでしょう。

東海林会長のかわら版日記(2016年11月)

通勤途中の銀杏が鮮やかに色づき、秋の深まりが感じられます。少しずつですが、冬支度も始まっています。

先月の椎名雄一郎先生の公開講座「楽譜のなぞ〜バッハのエディションをめぐって〜」はとても興味深い内容でした。
第1回ではバッハ時代の自筆譜、出版譜についての講義でした。本来は奏でられた瞬間に消えてしまう音楽が、「楽譜」というかたちを通して残り、300年の時を経てなお私たちに感動をもたらします。楽譜のありがたみを感じ、グレゴリオ聖歌以来、楽譜にたずさわってきた方々の情熱に感謝した次第です。
講義にあったように、2声インヴェンションの第1番の2拍目十六分音符がバッハ自身の最終稿のように三連符二つであれば、さらに美しいのは間違いないことではありますが、学習中の小学生にとっては、従来の楽譜でよかったと安心するところでしょう。しかしながら、どうしてバッハの楽曲というのはかくも美しく、かくも難しいのでしょうね。

また、先月は仕事で浜松に出かけました。仕事の会場も宿泊先も浜松駅に隣接していましたので、目の前の楽器博物館にほんのわずかの時間でしたが行ってきました。楽器博物館という場所に行ったことがないわけではありませんが、多少ではあってもオルガンを勉強していることで、過去には気付かなかったことに気付いたり、面白味を感じたり・・・それもまた新たな発見でした!
「継続は力なり」となっているかは定かではありませんが、「継続は人生を豊かにする力なり」と実感しています。

東海林会長のかわら版日記(2016年10月)

今年の中秋の名月は9月15日、秋田は好天に恵まれ、実にきれいな月が見えました。ご覧になりましたでしょうか?
店頭には新米、秋刀魚、果物など食欲をそそる食べ物が並ぶようになりましたが、この誘惑にはなかなか勝てません。先日はとうとうエアコンをつけながら鍋をつついてしまいました。
休日には果物狩りに出かけるもよし、スポーツで汗を流すもよし、美術館を巡るもよし、この時期はコンサートだけでなくたくさんの楽しみがありますね。県外まで足を運ばれる方もいらっしゃることと思います。皆様それぞれの「秋の愉しみ」を堪能し、至福のひと時をお過ごしくださいませ。

東海林会長のかわら版日記(2016年9月)

リオデジャネイロ・オリンピックではたくさんの感動をもらいました。

また、先日、北秋田市出身でベルリン在住の若手奏者、米倉森さんのクラリネットリサイタルにでかけました。トークの初々しさとエネルギッシュな演奏にすっかり魅了されました。若い方々が生き生きと活躍される姿に嬉しさを感じるのは、歳をとった証拠でしょうか。

さて、9月3日の「Let’s からだあそび」までいよいよカウントダウン。アスリートや演奏家の「自分のパフォーマンスを」という言葉の陰にある、たゆまぬ努力を考えると軽々しく使ってはいけないとは思うのですが、音楽のイメージを「からだあそび」という創造的活動を通してふくらませていく中で、どのようなパフォーマンスが生まれるのか、楽しみにしたいと思います。

東海林会長のかわら版日記(2016年8月)

木々の鮮やかな緑と、濃い影とのコントラストに夏を感じます。でも、8月というのはもう秋の入口なんですよね。「葉月」といわれるのもそのあたりが由来だったでしょうか。

先日の大川西根小学校でのワークショップでは、子どもたちも楽しんでくれたことでしょう。ご協力くださった皆様に深く感謝いたします。 短い秋田の夏は様々な催しが目白押し。アトリオンのカウンターには、コンサートから「田んぼアート」鑑賞まで、たくさんのチラシが所せましと並んでいました。8月27日に第90回を迎える大曲の「全国花火競技大会」の翌週には、いよいよ国文祭メモリアルフェスティバルin AKITA「オルガン、マリンバに合わせてLet’sからだあそび」が開催されます。アトリオンのオルガンを通して、子どもたちが「表現する」ことの楽しさを身体いっぱいに感じてくれますように!

東海林会長のかわら版日記(2016年7月)

 7月とはいえ、まだまだ梅雨空が続いています。以前、「秋田の梅雨は寒いのね!」と関東から転勤してきた友人が話していたことを思い出します。主婦を悩ますこの時期を、明るく乗り切りたいものです。
先月、勤務先の短大で、1年生に向けてチャペルコンサートを開催しました。敷地内の聖堂において、歌(ソロ、三重唱、合唱)とパイプオルガン演奏、お祈りも含め40分ほどのプログラムでしたが、今年で18年目(!)になります。聖堂に響き渡る歌声とオルガンの音色に、毎年学生一人一人が何かしらを感じとってくれているように思います。パイプオルガンをアトリオンで遠くに見たことはあるものの、初めて目の前で演奏を聴いた、中には初めてオルガンを見たという学生もたくさんいます。コンサート終了後には、そばに来て様々に質問をしてくれました。
月末のミサに向けての教育的意味合いを持つ学内コンサートではありますが、オルガンに興味を持って、弾いてみたい、あるいはまた聴きたい、今度はアトリオンで聴いてみたいと思ってくれたなら、それもまた大きな成果です。今月は、秋田市のアトリオンと大仙市の大川西根小学校の両方で、夏休みオルガンワークショップが開催されます。未来の音楽家や聴き手となる子どもたちがたくさん参加し、楽しんでくれるといいですね。

 

東海林会長のかわら版日記(2016年6月)

衣替えも終え、さわやかな夏の装いが目立つようになりました。皆様お元気でお過ごしのことと存じます。
この度、新たに会長となりました東海林と申します。先日、倉橋前会長からお話をいただいた時には、長年勉強を続けられている方々を差し置いて、経験の浅い私が!?と驚きもしましたが、会のためにいくばくかの助けになるのであればと思い直し、お引き受けすることにしました。
年はとっていても未だ半人前ですので、倉橋前会長をはじめとする皆様方のお力もたくさんお借りしながら務めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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